「家事は毎日のことだから、できれば楽に済ませたい。」
料理、洗濯、掃除はもちろん、こまごまとしたものも含めると、気が付くと一日中家事をしていたなんてこともありますよね。
新築を建てる際、間取りや設備に少しこだわれば毎日の家事が少し楽になるかもしれません。今回は、設計士がオススメする間取りや設備をご紹介!
その中でもランドリー(洗濯)編をお伝えします。
ラクに洗濯をこなしたい!!
設計士オススメ洗濯プラン
新築の際、家事動線の中でも「洗濯動線」を重視される方が多くいらっしゃいます。ここでは、動線だけで時短を実現させたお住まいをご紹介します。
case1.
洗濯作業が一直線につながる便利な動線
洗濯機置き場から勝手口までが一直線につながる洗濯動線。また、キッチンの背面壁を中心に洗面脱衣室を経由した回遊動線になっており、LDKからの動線もスムーズです。
室内干しをしてもキッチンの背面壁が隠してくれるので、リビングから見えることはありません。
勝手口横のワークスペースは、パソコン作業の他に、お子様の宿題場所にも最適。家事をしながらでもお子様の勉強の様子を確認できます。
case2.
洗濯作業を一ヶ所にまとめてスムーズに
キッチンの奥にはカウンター付きの脱衣室があり、脱ぐ・洗う・干す・しまう・着替えるがこの一ヶ所で完結します。
キッチンの右扉を開けると脱衣室が。キッチンとの距離が近いのも家事ラクの秘訣。
広々としたカウンター付きの脱衣室。室内物干も備え付けられ、天候に左右されず洗濯が行えます。外が晴れているときは、脱衣室から直接つながる外の物干し場へ。
この設備があれば、面倒な洗濯もラクに?!
住まいのプロフェッショナルである設計士に日々の洗濯を支えるおすすめの住宅設備について聞いてみました。
室内物干金物
室内に物干し場があれば、どんな天気でも安心。洗濯機の近くに設けると動線もスムーズです。「普段生活していて目に付かない場所」「換気の良い場所」「窓のある場所」または「除湿器を設置する」など、工夫をすれば室内干しの不快感も感じません。
浴室暖房乾燥機
大量の洗濯物を雨や花粉、PM2.5を気にせずに乾かせます。室内干しの嫌なニオイも残りませんし、お風呂の防カビにも役立ちます。
今人気のガス乾燥機に注目!
浴室暖房乾燥機の代わりにガス乾燥機を導入するのもおすすめです。後付けもできますが、 新築時ならガス配管も容易なので新築時に導入するのが人気です。最近では、多くのお住まいで見かける人気の設備です。
使ってる人に聞いてみた!ガス乾燥機、実際使ってみてどう??
Q. ドラム式洗濯乾燥機より良いの?
A.ドラム式洗濯乾燥機を使ったことがないので比較できませんが、 実家でドラム式を使っているのを見た感想です。ドラム式だと乾燥時間が3時間ほどかかっているようです。皺が気になるからタオル類にしか使用しない(機種によります)そう。当然ですが洗濯をしながら乾燥はできません。それに対しガス乾燥機は1時間かかりません。私はシャツ類には使用しませんが、使用している方もいます。
Q. ガス乾燥機が上にあると、棚に頭がぶつからない?
A. 設置する前に現地で入念に高さをチェックしました。上から洗濯機をのぞき込んでも頭が当たらず、153cmの私が踏み台を使わずともガス乾燥機に手が届く高さを出し、その位置に棚を設置しました。
Q. フィルターの手入れはどうしている?
A. 公式サイトでは【やわらかいブラシ】での手入れを推奨しているそうですが、使っている方に聞くと、掃除機で吸っている方が多いです。2、3回使用すると綿ホコリがペリっと剥がれます。それを剥がし、残りを掃除機で吸って完了!脱衣室に充電式のハンディ掃除機を置いておくと、フィルターの高さまで掃除機を持ち上げても負担になりません。かなりの量のホコリが溜まるので、ゴミ箱も近くにあると便利です。
Q. その他便利な点は??
A. 子どもサイズの掛け布団の乾燥。皺が心配な物は部屋干しした後に5~10分だけ乾燥させるとカラっと乾く。 食事の匂いが付いた服を5分程度乾燥させると匂いが取れる。子どもの上靴を乾燥。我が家流ですので参考程度に。
いかがでしたでしょうか。実際に使用している方の話を聞くと本当に便利そうですね。「もうガス乾燥機がない生活は考えられない!」と言うほど、毎日使われているそうです。
せっかく家を建てるなら、間取りや設備で上手に家事ラクを取り入れて、日々の暮らしを快適にしてみては?