深みのある色合いが美しいアカシアの床材に、ステンレスのキッチンがアクセントとなったLDK。
自然と家族で過ごす時間が増えるような間取や住まいの随所に設けた収納スペースなど、子育て世代の「あったらいいな」を実現しています。
家族の時間を大切にする間取
ご夫婦と双子の兄弟、そして末っ子の男の子が暮らす賑やかな声が絶えないお住まい。「共働きだから、自分たちがラクに生活したい、家を通して子ども達を成長させたい、と思って建てた家ですね。」と家づくりを振り返ります。庭へ繋がる大きな窓とコーナーサッシによって、明るく気持ちの良いLDKには、小上がりの和室が。お子様のお昼寝やプレイルーム、家事室としても重宝します。
また、リビングの一部を掘り込んだスタディーコーナーなど、多彩な“家族の居場所”を配し、家族が自然と集まる場所となっています。
キッチンからは部屋全体が見渡せるので、お子様から少し離れて家事をしていても何かあればすぐに気づくことができます。
子どもの成長を感じる家づくり
「階段下のランドセル収納は、子ども達が自分で片付ける習慣をつけたくて作りました。それは実践できているので、作って正解だったかな、と思っています。」とご主人。
その上のホワイトボードは、家族の情報共有や伝言を書いたり、お子様のお絵かきや、ちょっとした製作物を貼ったりと、便利に使われているそうです。
「和室を吊押入にしたのも、床の間をつくり、節句人形などの季節の飾り付けを楽しむことや、子どもの工作のギャラリーに使いたい、と思ったからです。」と、お子様達の成長の軌跡を、暮らしの中に取り入れる工夫をされています。
家事効率を考えて
①大量の洗濯物はガス乾燥機で
採用した設備の中でも特に役立つのが、“ガス乾燥機”だそう。「以前は週末の天気を気にしていましたが、1時間程で乾くので、子ども3人分の洗濯物も苦になりません。」
保育園から持ち帰る大量の洗濯物にも寛容になれるガス乾燥機は、子育て世代の強い味方です。
②収納を分散する
「大きな収納がドンッとあるよりは、日常生活の動線上にあった方がいいという考えで収納を分散して作ってもらいました。」と奥様。
玄関には、仕事用の鞄と休日用のお出かけリュックを収納。キッチン横の収納は、園服や歯磨きセット、薬など、頻繁に使用するものを収納しているそうです。「まだ収納には余裕があります。」とのこと。適所に収納があるから、家全体の収納量が多くなくてもスッキリした住まいが保てるようです。
四季を彩る庭
この日は、庭の木々が赤く色づき始めた頃。庭との繋がりも、家づくりにおいて大切にされていました。
「リビングの大きな窓から木々が見え、鳥が止まったり虫が止まったり、四季を感じられるのが良いですね。ウッドデッキでは、子どもたちがピクニック気分でお昼を食べるなど、とても楽しんでいます。植物の水やりをさせたり、子どもたちが育てた野菜を収穫して食べたりと、食育にも役立っています。」
庭を作るためのゾーニング
変形地ということもあり、庭をどう作るのかが課題だったそう。
そこで設計士が提案したのは、敷地形状に合わせて建物の一部に角度をつけることでした。庭を集約し、敷地を有効利用。
斜めになったリビングは外観のアクセントとなるとともに、より開放感のある空間に。
「敷地の高低差のおかげで道行く人と視線が合わないから、カーテンを開けたままでも気になりません。」と、敷地の魅力を最大限活かせるプランニングで心地よい暮らしを送られています。
“忙しくても、今しか過ごせない家族の時間を大切にする”
そんなコンセプトがピッタリなお住まい。自由にのびのびと過ごせる空間で、ご家族が自然と寄り添うあたたかな暮らしが育まれています。
(設計・施工 (株)平成建設 木造SE構法 2階建て)