茅ケ崎市野崎農園 野崎寿一さん

「トマトは夏野菜と思っている方も多いですが、実は春が一番美味しいんですよ」と話すのは野崎農園の、野崎寿一さん。「湘南ポモロン」を育てるトマト農園は茅ヶ崎市内では唯一ここだけ。12月から収穫が始まった湘南ポモロンのビニールハウスは、一定の温度に保たれ、ほんのり暖かい。今が旬の「湘南ポモロン」が今春の収穫期を迎えている。

冷やしても煮込んでも美味しい、新感覚のトマト「湘南ポモロン」

日本では、トマトを生で食べることが一般的で、加熱調理に適したトマトはあまり流通していないという。神奈川県農業技術センターは、生で食べても、加熱しても美味しいトマトとして「湘南ポモロン」を開発。その後、その存在を知った野崎さんは、ビニールハウスの一角で生産をスタートする。テレビ出演や、メディアに掲載されることで、少しずつ「湘南ポモロン」の知名度も上がってきているようで、「今後も湘南ポモロンを広める活動を続けていきたい」と野崎さんは話す。実は農園の近くには茅ヶ崎で人気のレストランMOKICHIがある。『野崎農園の湘南ポモロンサラダ』がメニューに追加される日も近いのでは?

収穫目前の、「湘南ポモロンレッド」。

こちらは「湘南ポモロンゴールド」。レッドより酸味の強いゴールドは、スイーツにするのがおすすめと野崎さん。

冷やして美味しい湘南ポモロンとモッツァレラのサラダ

冷蔵庫で冷やした「湘南ポモロン」をカットし、チーズと手作りのドレッシングで和えれば『湘南ポモロンとモッツァレラのサラダ』の出来上がり。レッドとゴールドが鮮やかで、目にも美味しい。

煮込んで美味しい、パッパ・アル・ポモドーロは朝食に

煮込み料理にも使える「湘南ポモロン」で、イタリア生まれの『パッパ・アル・ポモドーロ』を作ってみると、ポモロンのうまみと酸味が凝縮されたスープが砕けたバケットに沁み込んでとても美味しい。簡単にできるので、朝食にもお勧め。

どちらのレシピも、野菜ソムリエプロである宮崎隆至氏考案のレシピで、同氏のサイト農Pro 野菜ソムリエプロが教えるレンバイの歩き方と鎌倉野菜のレシピには、湘南ポモロンと、紹介した2つのレシピが紹介されているのでぜひ参考に。

湘南ポモロンは、野崎農園の直売所で購入可能。「採れたてのポモロンも美味しいですが、2、3日常温で追熟させるとさらに美味しくなりますよ」と野崎さん。

トマト以外のものは一切含まれていないというトマトジュースもぜひお試しを。


<SHOP>

野崎農園直売所
営業日:火曜日・木曜日・土曜日
時間:10:00~11:30/13:00~16:00 ※売り切れ次第終了
神奈川県茅ヶ崎市下寺尾336
フェイスブックページ https://www.facebook.com/nozaki.nouen/

<レシピ参考>

宮崎隆至氏 野菜ソムリエプロ、エディブルフラワーコーディネーター
農pro 野菜ソムリエプロが教えるレンバイの歩き方と鎌倉野菜のレシピhttp://noupro.jp/shounan-pomoron