ダイニングテーブルや、椅子、チェストや、テレビボード、棚、住まいに欠かせない家具。インターネットや、雑誌、ショップ、いろいろ探しているけどなかなかお気に入りの家具に出会えない。それなら、自分がコレと思える家具をつくってみてもいいのでは?

家具づくりのすすめ①
収納するものや用途に合わせてつくれる

家具をつくる一番のメリットは、寸法を指定できること。設置する場所や、収納したいものに合わせてぴったりのサイズで家具をつくることができます。置きたい空間の幅や高さにあった既成家具を探すのはなかなか難しく、広くおしゃれな店舗で見ていいなと思っても、実際に部屋に置いたらなんだかイメージが違ったり、大きすぎたり・・・。しかし家具をつくれば、ジャストサイズ、ジャストミート!

家具づくりのすすめ②
素材も、形も、自分だけのデザインにできる

使いやすさはもちろん、素材にこだわれるのも家具づくりの魅力。床に合わせた素材を使えば、空間に統一感がでて、違和感なく家具が溶け込みます。また、ちょっとしたアクセントに赤や、青、緑、自分の好きなカラーを配色することも。板の厚み、角度、そういったちょっとしたことにもとことんこだわることができます。

家具づくりのすすめ③
ずっと大切にできる

家具選びで一番危険なのは、衝動買いかもしれません。ビビッと来て、買った家具が、住まいに合わなかったり、サイズが合っていなかったり、使いにくかったり。自分の好みが変わって、そのうちまたどこかでビビッと来てしまって、結局いらなくなってしまうこともありがちなエピソード。家具をつくることは消して安く、簡単にできることではありません。しかし、住まいに合った家具を、満足のいく、ベストなものを作ることができれば、何度も家具を買い替えたりすることなく、それはむしろ、最終的には納得のいく価格、長く愛されるデザインなのではないでしょうか。そして、その家具をつくることで、その思い出と共に大切に家具と暮らしていくことができるはずです。もしかしたらこれが一番大切なことかもしれません。

選ぶのではなく、「0」からつくる家具
お気に入りの家具に出会えないのは、既にあるものから選ぼうとしているせいかも。コレというイメージがあるのなら、そのイメージに合わせて、設計し、つくってみましょう。特に、収納棚や、キッチンの背面収納といった住まいと密接な家具は、住まいを設計した設計士に相談すると、より住まいに合った、ベストな家具プランを提示してくれるかもしれません。